給食試食会

給食

息子の通う学校の給食試食会に参加しました。
最初に給食の管理者である、学校職員の栄養士さんのお話を聞くことに。給食を作る過程を自らビデオに収めたものを見せてもらいました。

何せ、食中毒予防の措置がめちゃくちゃ厳重なことに驚きます。
O157対策と、BSE対策のため、ここの自治体の小学校は未だにプチトマト以外の生野菜と牛肉は使っていません。

給食室に入れるのは、月1度の検便を受けている給食室の職員だけとのこと。

精肉業者の納品容器は室内に入れられず、野菜は3回洗って使いすべて加熱する、
調理の釜ごとにへらが決まっていて使い回しはしません。材料と調理後の食品は2週間、調理した釜ごとに冷凍保存し「何か」があったときの検査のためにとっておきます。規定の温度まできちんと熱が通っているか中心温度まで測定し記録するなどなど、給食室は厨房とはぜんぜん違う作業ばかりです。毎日の給食のお毒見役は校長先生です。

とにかく、安全への配慮はすごいと思いました。
というよりは何かあってはならないと、ものすごく恐れているようにも見えますが。


自治体の財政悪化で、現在市の職員で行われている給食の調理も、民間に委託しようではないかという話がここ数年持ち上がっていて、実現化も近いようです。
給食担当の職員からしてみれば、これだけきめの細かく安全に気を使い、機械に頼らず材料も手で切り、子どもに配慮しているということを理解してもらいたいのでしょう。

さて、肝心の給食。
当学校の給食は市内でも最低水準の単価で作っているようです。

この日のメニューは、ココア揚げパン(給食室で揚げてココアの粉をつけた)、うずら卵のスープ、枝豆サラダとりんご一切れ、牛乳。

先割れスプーンでいただきました。
子どもが好きそうな優しい味付けと、材料が食べやすい大きさにきられていて歯ざわりも良くておいしいものです(小学校高学年用なので量が少ないので満腹にはならない)。
問題はココア揚げパン。食べているとどう気をつけても、口の周りが黒ひげ危機一髪になってしまうのです。

私が小学校の時に食べたただ砂糖をまぶしただけの揚げパンが懐かしい。

今はただ甘いだけで栄養は低いので出さないのかな。