昭和9年のクリスマスケーキ

NHKの連続ドラマ「カーネーション」を毎朝見ている(見れない時は必ず録画している)のに、今朝も総集編をみてしまった。

カーネーション」ナレーションは、連ドラでは大変珍しいモノローグ。淡々と語り、一転ドラマのセリフはドスを効かせていたりする。

終戦の日で年内は放送を終えた。洋装や、パーマネントなど戦前、都市部での女性はおしゃれにどんよくだったえ。
日米開戦から、主人公の人生も歩調を合わせるように、暗い出来事ばかりが起こる。夫が出征し、父親が亡くなり、終戦近い頃に夫や幼馴染みを次々と亡くす。これでもかというほど戦争の残酷さを突き付ける
(先の連ドラ「おひさま」は夫がちゃんと出征から戻ってくる。震災の生々しさの中で、救いのある話が求められていたのだと思う)。

カーネーション」では昭和9年に、主人公がクリスマスケーキを買って帰るシーンがある。
戦前からクリスマスケーキがあったのかとびっくりして『クリスマス どうやって日本に定着したか』(角川書店)を読むと、不二家明治43年から日本独自のクリスマスデコレーションケーキを作っていたらしい。

クリスマスのデコレーションケーキも、ブーツのお菓子も日本独自に発展したものだ。



さて。
今年は、よく揺れた。9月までは毎日のように地震があった。4
月までは震度5級の余震が何回もあって、慣れていた。
今は弱い地震でもびくっとする。

来年は、震災で生活の場を奪われてしまった皆々様に希望の多い年になりますよう。