裁判員制度の説明会

 楽天ゴールデンイーグルスの地元でのシーズン最初の試合で賑わう仙台に。

 検察庁の方がお話する裁判員制度の説明会に参加するよう呼ばれたので、聞きに行く。
 導入まであと一年少しとなって、巷でも裁判員について見聞きすることが多くなったが、内容は選ばれた場合、どういう場合断ることができて、どういう理由は断れないかという点が多く語られている。

 説明会では、
 
 〇責任の重さ、冤罪への不安を感じる場合は、裁判員候補になったことを案内する書面に同封されている質問状にその旨書いてもらって、裁判所で思いを述べてほしい(それで裁判員には選ばれないかもしれない)。

 〇最大3日間ほどで、事実認定と量刑ができるように、あらかじめ争点がまとめられ、素人が膨大な量の書類を見なくてもいいように準備される。

 〇民事でも、軽い犯罪でもなく、重大犯罪が選ばれたのは、市民が参加することによって、準備手続きを合理化でき、判決まで時間が短縮されるだろうし、それが望まれているから。耳目を集めている事件のほうが国民も重大犯罪について関心を持ち続けることができ、治安の回復が期待できるから。

 と、会場からの質問について答えてくださった。

 (市民を参加させなくとも、裁判の合理化はできるのでは?と疑問もわきます。また、裁判のある6週間前に裁判員候補者に通知が行くらしいので、裁判があるまでの6週間は時間が流れるということですね。)
 
 結局どうなるかは、「蓋を開けてみないと分からない」ようです。

 サスペンス好きの好奇心の強い人のほうが裁判員になりやすいのではないか、と帰路につきながら思いました。

 裁判員制度が始まってからは重大事件の被告人にはならないほうが身のためだという気もします。犯罪抑止力が狙いなのかも。