ピアノ ピアノ
ピアノを習いたいという思いを一年近く温めていたのですが、このほどやっと、ピアノ教室に通う決意をしました。
老齢まで生きていられる100%の保証も無いので、今のうちに、やりたいことは、生活に支障をきたさない範囲であればやってしまおうという気持ちがあります。
それに、もともと長生きしたいなあという気持ちが薄いほうなので、日々の楽しみがないと気力がわかないのです。少しの楽しみって、テレビ番組でも、面白い本でも、ワクワクする仕事でも何でもいいのですが。
体験レッスンの日、担当の若い女の先生が「大人の方は、弾けても弾けないと謙遜する方が多いので」と、バッハが伝えたとされる「メヌエット」の楽譜を用意してくださっていたのでが、本当に私は弾けないんですよー私は(幼稚園の時にオルガン教室で習った曲なんて恥ずかしくて弾けませんでした)。
片手でドレミファソと弾く練習だけさせてもらいながら、「ドビュッシーを弾いてみたい」と希望を伝えたところ(先生、心の中で苦笑いしていたのでは?)、
「まずはバロックのバッハから習います。ドビュッシーは近現代の作曲家なので、後から弾けますよ」と、言われました。
これを我が家の言語に直すと、「(原始的な)キャブレターのエンジンは素人でもいじれるけれど、(現代的な)インジェクションのエンジンは手が出ません」ということになるのでしょうか。
まじめに練習すれば、ドビュッシーも夢ではないのねと、かなり楽観的になって入学申し込みをしてしまいましたが、一年後どんな気持ちでいるのでしょう。
今はピアノの先生と知り合いになれた!ということだけで、ウキウキしています。