メイクアップ教室

 またまた近所の公民館での話です。
 
 以前から申し込んでいたメイクアップ講座に参加してきました。

 「デパートやショッピングモールの化粧品売り場にいるデモンストレーターは、
 結局のところ契約しているメーカー品を売るためのアドバイスをするだけ」
 と、思っているので(それはそれでお金の流れからして当然のことですが)、フリーのメークアップ講師の人にアドバイスをいただけるとはなんてありがたいことだと思ったわけです。
 
 実際、化粧品売り場で、メイクアップなどを施していただいてしまったら、私はもう絶対手ぶらではその場を離れられません。
 先週も、少し肌の色をチェックしてもらった近所のドラックストアで、言われるままに何品も化粧品を購入してしまいました。

 化粧品を買いに行こう!と決意するのは楽しい。楽しいのですが、いざ売り場に入ると、ファンデーションひとつ、チークひとつ買うにしても、それぞれのメーカーが出しているアイテムの多さに、立ちすくむしかなくなります。
 お気に入りのメーカーやブランドがあれば話はまだ早いのですが、買い替えごとににいろいろなメーカーを試したくなるので、毎回振り出しに戻ってしまうのです。
 やはり事前にファッション誌でコスメ情報を読んでこればよかったのかとか、こんな面倒なら通販でちゃっちゃと買っておけばよかったとか、後悔にさいなまれ、時間だけが過ぎ、買物を楽しむどころではなくなってしまいます。
 
 そういう意味でも、化粧をする人の立場でアドバイスをしてくれる機会はなかなかないので(しかもほとんど無料だった)、とても楽しみにしていました。

 講座では肌の手入れの順番とその方法の説明とメイクの極意のみの説明でとてもシンプル。メイクに対する私の迷いを打ち消してくれました
 (肌の手入れは、化粧水をとにかく多く使う。講師ご本人の肌がめちゃくちゃ綺麗だったので説得力あり。メイクのポイントはいかに眉を上手く描くかにかかっているとのこと)。

 講師の人は、「結局人は見た目の印象で決まって、見た目で選別されてしまう」と主張し、気になる人はこれからも私の講座を聞きに来てーというPRも上手く織り込み、フリーの人が自分をアピールするためのコツも学べます。 

 とりわけ参加者の耳をひきつけたのは、芸能人で整形をしている人の話や、良い美容整形外科の見分け方、夫に浮気をされる相などの話でした。私は金運の相はないと、きっぱり言われましたが。
 
 長年、自己流のお化粧をしてきたおば様たちが、ちょっとしたメイクのポイントを取得して、お互い「キレイになったわねー」と、褒めあうのはなかなか微笑ましい光景でした。