久し振りに

「option」(オプション)という雑誌があります。

 愛車を改造して、より速くとか、より、曲がりやすくとか、より止りやすくとか、より格好よくを愛好する人々のための雑誌です。
 彼らは車を名前では言いません。最新型のランエボCZ4AインプレッサSTIGRBと型式で呼んでます。
  
 ただ、アクセサリーパーツを取り付けただけの改造とは一線を画し、車のポテンシャル向上をひたすら目指します。
 頼もしい。

 今月号は、満を持してのR35GTR特集。コンビニで、「ESSE」や「オレンジページ」を尻目に、「option」をレジに持って行きました(主婦としてどうかと自分でも思いましたが、年に一回ぐらいは「暮らしの手帳」を買うようにします)。
 サーキット走行モードの選び方も写真で丁寧に説明されていて、GTRが買えない読者にも、束の間乗ったつもりにさせてくれます。
 
 新型GTRを出す際に、日産は「チューニング禁止の大号令」をアフターパーツ業界に出したらしいのですが、そこは、百戦錬磨のチューニング業界の経営者、果敢に挑んで行く様子。チューニング業界のスターチューナーの方々は、とっくにGTRを購入済みで、パーツ開発の研究を進めているようです。どんなマニアな世界にもスターがいるものです。

 個人的におもしろかったのは、ターザン山田氏の愛車紹介コーナー。
 買って7年経つというのに<今日初めてエンジンがDOHCだたことを知った>とか、<洗車をした記憶は買ってから一度もない>とか、
 クルマに関してはいつも本気モード、道交法がらみでいつも国家権力とも戦って、読者も記者も熱いこの雑誌の中で脱力系のきらめく御言葉。レーサーなのに。

 このバランスが結構好きで、かつてはよく読んでいたのでした。

 久々に読んだら面白かったので。