フィットネスをさぼっています

 今朝は、地域の子どもクラブで息子の陶芸教室の日があるので、会場の陸上自衛隊駐屯地へ連れてゆく。入口で入場許可書を配ってくれる若い女性が爽やかに応対してくれた。入口近くに(もちろん使われていないものだと思うが)ふつーに戦車やヘリコプターが止めてあって、子ども達と少し興奮。あなたの身近な自衛隊というわけですかね。
 その足で久しぶりにフィットネスクラブに行くつもりが、時間が中途半端になって断念。お正月に食べたお持ちがウエストのあたりにたまっている感じがするが、今度。というか、本当は辞めたい。
 市内の郵便局本局で不在連絡表を手にエクスパックを引き取りに行く。送ってくださった方は確実に届くように気を使ってくれたのかもしれないが、普通郵便で出してくれたほうが1日早く手元に届いたのでした。ああ、面倒くさい。でも窓口で対応してくれた担当者はかなり親切でした。
 
 映画「かもめ食堂」をDVDでやっと見た。気になっていたが、いつも貸し出し中だったのだ。
 フィンランドを舞台にした、日本映画。マリメッコに代表される日本人のフィンランドのイメージが画面にふんだんに使われていて、目に楽しい。小林聡美演じる食堂の主人の正しくて、まっすぐな生き方は、「博士の愛した数式」の深津絵里が演じた家政婦に通じる。どちらも自立していて、おいしい食事を提供できる女性だ。私には両方とも高すぎる目標なので、見ていてジェラシーを感じる。
 
 翌日は「ロスト・イン・トランスレーション」を見る。短期間、東京の高級ホテルに滞在している、煮詰まっているアメリカ人の中年俳優の男と、仕事で忙しい夫に取り残された若い女性が、一緒にヘンな街TOKYOの中へ逃げ出す話。退屈だなあと思って見た映画なのだが、思いがけず、余韻というか、感傷が残った。二人の中には濃密な感情が芽生える。それは帰国して、日常生活に戻ると、時々しか思い出さなくなるのだろう種のものかもしれないが。その感情は、例えば、同じ病棟で入院していた人同士の共感、連帯感のようなものに近いと思う。でも、今思い出しても胸がキュンとします。