トライ!セカンドライフ

 ああ、整形したい。

 アバターの。

 土曜日に都内で「セカンドライフ」についてのセミナーに参加した。
 (日垣隆氏主催 「セカンドライフは本当に儲かるのか」セミナー)

 「セカンドライフ」はアカウントを取って30分ほどやってみたきりだったが、セミナーで実際の画面を見せてもらったら、むずむずともっと自分でもやってみたくなった。

 日曜日の夜から再度トライしてみる。どうしてもアバター(自分の分身)のルックスが気に入らず、なんとかしたいのだが、どこに行けばパーツが買えるのかも未だわからず。日産の自販機を見つけてもうまく車を買えない。
 自分の思い通りに動かせるまでにはかなりストレスを感じるとセミナーでも教えてくれたが、本当にその通り。
 
 日本人は単独犯が世界的に見ても類のないくらい比率が高い国民だったが、ネットが普及してから共謀して行われる犯罪が急増していることや、

セカンドライフ上の結婚はまだまだイベント的で、ネット上の出会い自体が見知らぬもの同士で実態を伴わないようなものだと思えるが、明治時代にお見合い結婚が日本で発明される以前はリアル社会の結婚も、見知らぬ同士が当たり前だったこと(戦後になって恋愛結婚が主流になっただけ。今の時代のほうが歴史的には変わった結婚をしているということ)、

 など、「セカンドライフ」が出現した今の時代がどの地点にあるのかということが、セミナーの軸にあって、ただセカンドライフの楽しみ方やビジネスのハウツーを教えるだけのものとは一線を画した社会学的な内容で、とても刺激的な楽しいものでした。
 
 ところで、セカンドライフ上で恋愛をしている49歳主婦の話が例にあがったのだけれど、(「気持ちがわかる?」とセミナーの後聞かれたが、むちゃぶりだよー!!)いそいそと毎日同じ時間にセカンドライフ上で特定の人と待ち合わせをして、チャットを楽しんでいる姿を想像しただけでもなんか切ない話だと私には思えてしかたがない。

 私は恋愛に関してはすれっからしな態度をとると決めているのです。

 高校時代に「受験勉強の邪魔になるからBFはいらない」と発言していた真面目な先輩達の気持ちがわかるのである。
 今思うとその先輩たちは単に奥手だっただけだと思うのだが(その先輩たちはいずれも大学に入ったとたんに彼氏ができ、その彼氏と卒業後結婚という、エネルギーコストパフォーマンスの良い恋愛をなさいました)、
 とにかく、恋愛は判断力を狂わせるからいやなのである。情愛なら受け付けるのですが。