隅田川、庭園美術館と「縁」

 お昼に隅田川沿いのレストランで食事。私が6月で職場を去る日にずっと電話だけでやりとりをしていた人(仕事の話だけだけど電話でのやり取りがすごく楽しかった)と急激に親しくなり、上京したときに是非会いましょうということになったのだ。こういう人との縁というのは本当に面白い。縁というか、繋がりの中で生きていることを実感することが多くなった。

 南東北よりかなり暑い都内の気温と歩く距離の長さで少しバテ気味。
目的地の白金台に入るまで時間があるので、三田で途中下車し、書店で明日参加する勉強会の予習用の雑誌を買って近くのスタバのような店で休憩と時間つぶし。
 
 夕方から白金台の東京都庭園美術館で作家の日垣隆さんが糸井重里さんに公開インタビューするというイベントのために向う。会場時間よりかなり早めに入って展覧会を眺める。この建物は1933年完成の旧朝香の宮邸という建物で、アールデコ様式の意匠が施されている建物自体が美術品なのである。そういえば、私が高校生の時にアールデコがマイブームだった時期があった。この建物に用事ができたのも縁である。私は中学、高校時代「ヘンタイよいこ新聞」の愛読者でもあったので糸井重里さんのお話を直接聞けるのも縁である。

 糸井さんは「ほぼ日」サイトにも書いてあったが、今オシム監督に注目している。「チーム力」について色々と考えているようだ。スタッフを信頼していて、社員同士の相互作用でゴールにボールをけりこむようルールと場所を提供してみんなが遊んで楽しんでいるのが好きという。
 糸井さんの体験談でかつて、100円玉を唐突に人にあげたり、人に100円玉を捨てましょうと言ったことがあって、その人達ははものすごく戸惑ったという。金額の大きさに関わらず、お金は何かとつながっている物だと人は思っているという話もとても興味深かった。
  
 イベントが終わって、ご縁があった人々と目黒駅前で飲み会。話が尽きず。