迷った挙句に

 体調が戻らず、栃木県のツインリンクもてぎでのレース(ジャパン・ルマン・チャレンジ 全日本スポーツカー選手権)に行くかどうか朝まで迷ってしまった。
 結局サーキットに入っている友達や知り合いに会いたさにでかけることに。

 サーキット近くまで走ったところで、あるチームの手伝いをしている友人から電話が入り、クールスーツに使う板氷4枚購入するミッション(おおげさ)が入る。
 ブツは茂木町一番のショッピングセンターで程なく見つけたのだが、その日は「朝市」という特価セールの日で、町のひとびとが商品を箱単位で買物をして、レジには長ーい列が。
 一枚1.7kgの板氷4枚計6.8kgかあ。駐車場からピットまで私はどうやって持って行けばいいのかレジに並ぶ間に思案する。南ゲートから入ると駐車場から下り坂だと作戦(おおげさ)を立て、駐車場最後尾から少し歩いたところで、タイミングよくサーキット内の循環バスが来てくれたので、助かった(機嫌が直る)。

 決勝当日は日差しは強くなかったが、湿度が高く、走り終えたドライバーは本当に疲労困憊の様子。この暑さの中で、メカニックスーツを着て手際よく仕事をしている人たちがとてもかっこいい(ドライバーの次はメカニックか?)。

 夕方まで観戦したが、立ちくらみもするので、自分で運転できなくなるほど疲れる前に、ゴールの時間を待たずにサーキットを後にする。

 夕立の後を追いかけて高速道路を北上。夕日に照らされた木々の葉が霧をまとっていて、スコールの後の南国を思わせる景色と、のぞいた雲の切れ目に、気持ちもやっと晴れてきた。

 
 車の中で久しぶりにBLURを聞いた。ワールドカップでイギリスが敗れてベッカムが悔しそうな顔をしていたので、急に聞きたくなっただけなのだが(たまに聞くとやっぱりいい)。