忙しくても必ず見る

 宮藤官九郎脚本の昼ドラ「我輩は主婦である」をほぼ毎日録画して見ている。どんなに忙しくても、時間を作って見ていしまう。斉藤由貴演じる主婦みどりに夏目漱石がのり移ってしまうという荒唐無稽な筋立ても面白そうだったが、何よりも昼ドラとは思えない顔ぶれの俳優が揃っている。宮藤さんの脚本だったら是非出させて欲しいという俳優が我も我もと押し寄せているのだろうか。

 夏目漱石が甘い物に目がない食いしん坊だったということや、胃が弱いという有名なエピソードが盛りこまれているのが、漱石をちょっとだけでも知っている人には嬉しいところ。

 いつも気取ったキャラの及川光博を「おい!赤パジャマ!」と呼びつける夏目斉藤由貴漱石がコロコロしていてかわいい。

 夏目漱石が小説を書くことを生業としようと決心し、東大や明治大の教師の仕事を辞めた年と今私は同じ年である。その年で職場を去るところも共通しているなあ。比べるのも申し訳ない対象で、なんだか偶然という感想しかない話で落ちがないのだが。
そういえば、斉藤由貴もわたしと同じ年だ。