日曜参観日

 子どもが学校に入って4年目ではじめての日曜参観日。夫は初めて授業参観を見に行った。私も遅れて、授業終了間近、大黒のようなタイミングで教室に入る。息子の嫌いな科目(笛の演奏)だったようで、本当につまらなそうに受けていた。

 授業参観のあと、体育館で保護者のための講演会があった。講師が、私が小学生のときの同学年の他のクラスの担任の先生だった人でその後、かなり出世したらしい。
 その先生は怖いという印象だったが、張り切りすぎて体育の授業で骨折してしまったこともあった。そういえば、なぜか当時の私の気持ちにザマミロ感があったのだ。余程嫌いだったのか。少なくとも卑怯であるとか、理不尽とかの人格破壊した先生(当時はよくいた)ではなかったと思うが。
 今は、お年を召されたのでかなり丸く、おだやかな感じであった。当時は意識的に厳しく児童に接していたのかもしれない。

 講演会の内容も親子の会話を増やしましょうというおだやかでさしさわりのないものだった。PTAは子どもをゲームやインターネットやテレビからどう守るかという処方箋のようなものを期待していたのではなかっただろうか。

一方、私の担任だった先生は、当時まだ20代で、対等ということではないが、「同じ言葉」で通じるような、コミュニケーションが取りやすいはじめての先生だった。急に懐かしくなった。