ようやく
今月に入り、ようやく勤め先を辞められることになり、引き継ぎをしている。
自分がやってきたことは特異なことではないので、ささっとマニュアル書を作成すると誰でもできる。このマニュアルというか手順書を書くのが結構楽しい。
一緒に仕事をしている人が二人いるのに、勤め先の思惑もあり、一人の人だけに引継ぎをしている。もう一人の人が新聞整理をしながらじっと求人広告を読んでいるのを見ていたりすると、波風を立ててしまったことを少し申し訳なく思う。
いずれにしてもずっと同じままでいられることはないのだが。
仕事中単純作業をしている午後など、半分脳が睡眠状態に近くなる時がある。
このときに、昨晩見た夢の感じを思い出すことがしばしばあって、その夢はいつもシリーズ化されているような感じだ。夢の中にちゃんと人間関係などの自分を取巻く社会があるようなのだ。現実世界とは別に脳の中で違う物語ができているのか?
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』をもう一回読みたくなった。