行きつけの美容室

 花粉症の薬をもらいに病院へ、その後美容院へ。
美容室では「VERY」とか「STORY」とか、「CRASSY」とか、読者の中で、掲載されているような値段の服を買ったり、ライフスタイルが重なっている人は本の一握り系の、高コスト生活を提案するファッション誌を眺めるのを楽しみにしていたのだが、行きつけの美容室では客層と合わないとみなされたのか、最近その手の雑誌を置かなくなってしまった。
 代りに「あるある大辞典」とか、「捨てる技術」のムックが置いてある。見ていて確かにお役立ちだけど、日常から少し離れてリラックスしたいのに少し残念。
 
 このままでは美容室のセンスも落ちていくのではと心配もしてしまう。担当の美容師さんとは10年以上の付き合いなので尚更。 少し背伸びをしたようなファッショ誌でも買う位はすべき。

 ファッション誌といえば、街中に、春休みの学生が遊びに来ている。こちらは桜の開花にはまだ程遠い寒さなのだが、彼女達は一足早く春のファッションに身を包んでいる。薄いカーデガンに、ミニスカートに素足。私は絶対真似できない(ショートコートにマフラーが必携)。彼女達は実感する寒さより、ファッション誌の中の格好の方がリアルなのかもしれない。