いでっちF1へ

 鈴木亜久里が作ったF1チームのドライバーが発表された。佐藤琢磨と共に選ばれたのは井出有治。井出選手は知人が彼がF3の選手だった頃からのファンだったので、サーキット裏でではおっかけに付き合ったこともある。国内のレーサーからF1レーサーへなることは、ハリウッドスターになるのとよく似ている。メディアで登場が多くなる反面、ファンとの距離はとても遠くなる。F1のパドックパス券(楽屋入り口券のようなもの)なんて、国内レースのとは桁が違うし、お金があれば買えるという物でもないらしい(ちなみに国内レースのパドックパス券は5000円くらい)。
 その知人も、井出選手の出世は嬉しいが、会えなくなる悲しみも強いようで、複雑な気持ちだという。
 そういえば、昨年11月にあったクラシックカーのイベント(金持ちオーナーの持ち物自慢大会)に井出選手もゲストに来ていたが、車その物のファンと、現在のモータースポーツファンは必ずしも重ならないらしく、井出選手もサイン会では暇そうだった(まだ、F1に行けるとは誰も思っていなかった頃だし)。

 さて、昨日の日記では、「星野の遺伝子」という物語が欲しくて、一樹を選んだニスモと、息子可愛さに自分のチームに息子を入れた星野一義なのに、それを曖昧にしているインタビュー記事に*1苛立ち、こうなったら正式に二代目を目指せと書いてしまった。ついでに、中島悟の息子一貴(こちらもカズキ)もナカジマレーシングに入って、お家のために戦うっていうのもとても楽しい。「父親の恨み思い知ったかあーーー」とか言って、周りで遊びやすいじゃん。
 ホシノカズキ君には家禄を継いだ物として、精進して欲しい。

*1:国内のモータースポーツ誌では絶対に星野一義を悪く書けないようだ。持ちつ持たれずのまだまだマイナーな世界なのだ。