怒れる働く女性

 <働く女性「1万人」の怒り>今週号の読売ウィークリーの広告第1見出しである。
 こちらは、首都圏と一日遅れで店頭に並ぶのだが、火曜日、水曜日と職場近くの書店やコンビにに行っても見当たらない。え?ひょっとしてバカ売れしているのでは? 

 私もどうしても読みたかったので、昼休みに市役所のサービスコーナーで読んだ。

 ざっと目を通しただけなのだが、男性社員との給与格差が目立ち(男性社員の50%程度)、アンケートに答えた人たちの年収も200万〜300万が一番多い。

 怒りの内容は多岐に渡っているが、「正当な評価をしてくれない」「評価の対象になっていない」というのは私が社会人になってから変わっていないのだなと思う。しかし、一方で正社員にとらわれない働き方がしたい、残業が多いと言う人もいて、アンケートを読んで女性をひとくくりにして、いったい何が欲しいんだ?と結論を出すのはムリそう。結局個人個人で目指す物が違うらしい。

 「男女雇用機会均等法以来、残業、仕事内容は男性同様に求められるが、雑用、お茶汲みは以前から女性社員の仕事」という回答があった。企業は生まれながらの体質として、自分に利益になり、簡単に求めることができるものは浸透が早い。そして、既得権は離さない。
 今回のアンケートで「女性は出世したくないんだ」と都合よく受け取られるのではと心配する。その裏には出世しても求められるようには働きにくいという環境があるのに・・・。

 
 夜、報道ステーションで昔のCM特集を見る。手の特集や番組は時々あって、その都度チャンネルを合わせていた。しかし、何で毎回流すCMって判を押したように同じなのでしょう(ナンデアルアイデアル、ハッパフミフミ・・・)。「名作CM」とか「懐かCM」(懐かししーえむって、どうにかしてこの語感のセンスと、私は聞くたびに毎回思う)とかのタイトルがついたパッケージ品が出回っているのか。
 ところで、放送したCMはどれもリアルタイムで見た覚えはなく、どれも高校生になって見た物ばかりなのに、71年の作品を見て、当時の子どもだった時の気持ちに一瞬の内に飛んでしまった。若い頃は子どもの自分は、まだまだ生々しく、昨日の自分は今日の敵という感じで余裕を持って振り返ることもなかったのに。年取ったんだなあ・・・。