ヒラリーマンって言い訳言うなよ

 職場の人事異動で配置換えや担当換えがあり、私の担当している仕事も交渉相手が変わった。その人は私よりも若い男性社員なのだが、何かというと「自分はヒラリーマンなので」と言う。最初はたいぞー君のパロディかと軽く流していたのだが、どうも私が無理難題を吹っかけているとうニュアンスらしい。前任の人は私と同じ派遣社員(女性)だったが、あらゆる可能性を一緒に考えてくれた。それに私だって3年も担当しているのだから、それが本当に無理なら交渉しない。最近はその男性社員は自分の言いたいことばかりしか言わないので話をしたくない。直接本社の担当部署に直接話すことにした(その担当者も女性の派遣社員だが非常に真摯に対応してくれる)。
 「ヒラリーマン」って結局自分は保身に走ってます。自分大事ですからって宣言しているようなものじゃないか。このバカリーマンが(って、このネーミングのセンス佐高信してる?)!!

 
 今話題の羽生善治著『決断力』(角川ONEテーマ21)を読んだ。
 この本を読んで深く共感した人は、いつも真剣に生きて、仕事をしている人だと思い、羨ましいと思う。私にはまだこうありたいと思うまぶしい言葉がたくさんあった。停滞した気持ちを後押ししてくれる、この人だから言える本物の言葉の力がある。
 羽生善治棋士でもあり、勝負師界のトップレベルの人とも言える。同じ勝負師界のスポーツ選手への観察眼も見事で、その分析もまた読ませる。