前の時には・・・

「前の時には」「前回の場合は」
 これは、フジテレビ「特ダネ!」で楽天がTBSの筆頭株主になったニュースのコーナーで多用されていた言い回しである。「ライブドアニッポン放送株取得の時の」「ライブドアとフジテレビの」とは、なぜか言えなかったみたい。局からのお達しなのか、出演者達の自主規制なのか分からないけれど、笑ってしまう。

 フジテレビに次ぐTV局の経営権を狙う株の買収で、新聞はじめ各マスコミの扱いがとても大きいけれど、これってつまり、報道している側も同じ業界だからとてつもなく大きいニュースに思えるけれど、報道されていない別業界ではよくある話しではないのかと思うのだが。有名な会社の話なので、受けて側も関心はあるのだろうけど、ニュース価値が少しかさ上げされているのではないかという印象。 

 株取引に疎くてすみません。
 「株が買われるのがいやなら、上場しないとい選択肢もある」と村上ファンド代表や(若いときの萩本欽一に本当にそっくりだと思うのですが、彼を欽ちゃんというニックネームで呼んでいる人は聞かない)三木谷氏が言っているようですが、今回のTBS株は読売新聞によると、6割が市場外で買っているとのこと。市場に出ているから買いやすいということではなく、市場に出ているから自分達が買った株が値上がりしやすくなので、狙う価値があるという意味なのでしょうか?