旅の終わり

 無事目的の雪上ドライビングスクール受講も、帯広での「飲み」も終え、帰途に着く。
 帯広空港に向う車のなかで、旅が終わる寂しさと、日常生活に戻れる安堵感とがない交ぜになって無言になる。旅行の度に感じる気持ちだ。
 空港で頼まれていたお土産のバターを購入。
 帯広→羽田便は空席が目立ち、空いていた窓際へ移動。茨城県上空の霞ヶ浦の地形にシートのポケットに入っていた地図と見比べながら楽しんでいた(というか、目的地の郡山は越えてしまっている)。 
羽田についたらすぐに空港で解散。一人気持ちの切り替えができない私であった。

 帰りの新幹線で日経エンタメお笑いブーム特集を読む。お笑い界の裏事情を読んでもそれ自体ネタのように面白いわけではないことに読んでから気がつく。
 ところで、JR東日本の新幹線に乗ると、無料で社内誌『トランヴェール』を読むことができる。著名な作家の旅にまつわる随筆や、旅心を刺激する写真が掲載されていて、東北地方の再発見もできる等、私は結構好きな読み物である。が、巻頭を飾っている駅弁を紹介ずるページ、あの文はちょっとクサイ。書き手はいつも同じ人なのでしょうか?