つるりつるり

十勝サーキット風景

 帯広の朝。快晴。雪上ドライビングスクールの会場である十勝サーキットまで移動の車中、雪原と白樺並木と青空のコントラストに目を奪われる。昨日の新年会会場でデジカメが壊れてしまい、撮ることができないのが残念。
 十勝サーキットは冬季は本コースは閉鎖中。にもかかわらず、ピット裏の広い敷地を除雪して、コースを作って待っていてくれた。
 簡単なレーシングドライバーからの説明を聞いた後、早速レッスン開始。4駆のオートマなので、操作は難しくなかろうと高をくくっていたが、第一コーナーでスピン。ちょっとしたハンドル操作の拙速さや遅れが如実に現れる。
 それからは、コーナー、コーナーでスピン。車の後輪が滑り出して曲がらない時にあわててもっとハンドルを切ってしまいがちだが、まったくもって無駄である。滑り出したら収まるまで待つしかないのだ。だから、滑る一歩手前でいかにそれを感じてハンドルを正確にに切り返して行くかがポイント。うまくいったときはとても面白い。

 朝から、夕方までのレッスンでたっぷりと凍結路での運転のままならさを体感し、宿へ戻る。夕食の集合時間まで思いがけず1時間30分、ぽっかりと時間が空いてしまった。本を読みながら半身浴をして過ごす。一人で宿に泊まらないとできないくつろぎ方ができて満足。観光地に行った事よりも、日常ではできない時間の過ごし方をしたことの方が旅の思い出になっていたりする。

 温まりすぎて、夕食をとった(というか、飲みに行った)居酒屋で「Tシャツ着てこれば良かった」と言ってみたら、他の方たちには共感してもらえなかった。

 北海道、暖房がよく効いています。