青レモンジャム

友人の案内で、市内のワインショップに連れて行ってもらった。
入ってびっくり。
目に留まるのは、ゆったりとくつろげる大きなテーブルと椅子。

いわゆる「ワインに強い酒屋さん」ではなく、ワインやヨーロッパの調味料やジャムなどをゆったりお話しながら選べるお店でした。

車で行ったので、試飲はできず。かわりに珍しいジャムを試食させてもらった。

イタリア産の青レモンジャム。酸味とさわやかな香りとほどよい甘み。
「豚肉を塩コショウで焼いてこのジャムをのせて食べるとおいしいですよ」

おお。今日の夕食決まり! 

「どんなワインがお好きですか」
連れてきてくれた友人はワインにとても詳しいので、好みのワインも具体的で、銘柄リストを真剣に読み込んでいる。

オーナーは、「こんなワインが欲しい」と言うと、裏をかくというか、お店に入るまでは予想もつかなかったものを結果的に選んでくれる。

この、展開、かなり楽しそう。
いい加減、長い年月を生きていると、日常の中で結果が予想ができることがだんだん多くなっていって、退屈なことが多くなってくる。よほど気持ちを磨いていないとわくわくできないことばかりになるのだ。

夕食。さっそく、豚肉の青レモンジャム添えを試してみると、描いていた通りのおいしさ。
しかし、味に保守的な私以外の家族は、「なんじゃこりゃ」としょうゆをドバドバとかけていたのであった。