ヒルビール

 別に「ありえない」ことは起こっていないのですが、ブログの更新が滞ってしまいました。
 
 私は、お風呂にとても時間がかかってしまいます。一度湯船に浸かったとたん、ぼーっとして時間が経つのを忘れてしまうからです。
 考えてみれば、普段ちょっと時間があると本や新聞で活字を追ってみたり、映像を目で追ったりしているので、情報から遮断された状態で、考えがまとまらないままゆらゆらいろいろ思うことがなんとも気持ち良いのです。

 週末、一人でビアレストランに入りました。
 昼間飲むビールは効きます。いい具合にぼーっとできて、湯船に浸かった時と同じ心地よさが。
 それまでちょっとカリカリしていたのに、どうでも良く思えました。
 こうして人はアルコールに逃げ込むのでしょうか。
 
 今週末はたくさん書店で本を買いました。

 『通販な生活』 日垣隆著 講談社
 『部下の仕事はなぜ遅いのか』日垣隆著 三笠書房
 『騙される脳』米山公啓著 扶桑社新書
 『タイアップの歌謡史』速水健朗 洋泉社新書
 『私の死亡記事』文春文庫 
 『きよしこ重松清 著 新潮文庫
   

 『きよしこ』は子どものために購入。
 小学校6年生国語(光村図書)に重松清の「カレーライス」が載っています。小学校6年生の男の子と父親がけんかをして仲直りをする話で、息子なりに心に残るものがあったらしいので、同じ作者の物をプレゼント。

 『私の死亡記事』は有名人が自分をどう捉えているか、どう世間に思って欲しいのかがわかる、自意識の展示会のような本。
 私は諧謔を発揮している人に共感します。
 特に、中野翠さんのは名作で、関川夏央さん、坂崎重盛さんの記事は抱腹絶倒でした。
 でも、こういう記事で、世間で一応そのように評価されていることを自分について書くときにも同じように書ける人というのは、なんですかね、面の皮が……ではなく、素直なのでしょうかね。