念願の生ベト7

のだめカンタービレ」の原作本を手垢が着くぐらい読み込んでいる私と息子で
「ノルディック管弦楽団」のコンサートを見に行く。

 演目にベートーベンの「交響曲第7番」(イ長調 作品32)があったので、奮発したのだった。

 指揮者のクリスチャン・リンドバーグ氏はタイトなシャツとパンツで異彩を放っていた(隣の席の若い女の子は、トランペットのソリスト―それはそれは素晴らしい演奏でした―と指揮者が演奏の後抱き合っていたのを見てやたらにうけていた)。

 演奏によってちょっとムラ(得意な曲とそうでない曲)があるような気がした。

 「交響曲第7番」はプロモーターに「日本で公演するならこの曲を是非!」って言われたのかなあ。この曲は仕事中に何十回と聴いていたので、つい仕事上の小さなことを思い出し、「至福の時間なのにもったいない!」と我に返る。
 

 アンコールでは、「北欧ははシベリウスだけじゃないよ、アバもいるよ」と、ABBAメドレーもアンコールで演奏。
 息子もモーツァルト交響曲ではよだれをたらして寝ていたが、楽しかったらしい。

 終了後、指揮者と、トランペッターと、コンサートマスターによるサイン会があり(地方公演ならでは!?)もちろん列に並ぶ。息子は恥ずかしいらしく、ちょっと離れてミーハーな母を待っていたのであった。