暮らしの手帖は楽しそう

背の低いチューリップが咲きました

4月です(5日もたったけど)。福島県中通り地方の桜はまだ開花せず。先日植えた庭のチューリップがちらほら咲き出しました。黄砂も容赦なく飛んできています。

「暮らしの手帖」27号(春号)を購入。直線裁ちの洋裁の特集を読んで、自分でも作りたくなってしまいました。ワンピースから、プリーツスカート、ブラウスなどなど、どれも簡単に見えるから。でも、作り方の説明ページの用語からして、頭の中で作業の様子が展開できない。
高校時代、家庭科でパジャマ作りを放棄した過去がある私。カルチャーセンターにでも行くしかないのでしょうか。

先週のことになりますが、植木等さんの特集をスーパーモーニングテレビ朝日系)で放送していました。植木さんの初主演映画「ニッポン無責任時代」の役名「平均(たいらひとし)」とひっかけて、その映画が上映された昭和37年当時はみんな「平均」だったけど、今は格差があるという形で、格差社会問題を取り上げる構成になっていた。そんな単純なあと、その持って行き方にガッカリ。

平均(たいらひとし)のように、サラリーマンでも人見明演じる夫妻の家の2階に間借りしていたのは、今ほど住宅環境が良くなかった時代ではよくあったことでした。
一方で、同時代に式場壮吉氏のようにレースに出るために、個人でポルシェ(904カレラGT)を買ってしまうお金持ちもちゃんといたのです。当たり前だけど。<「当時の571万円はとても高価ですけど、内容を考えれば僕は安いと思ったんだ。>(「日本の名レース100選025」三栄書房 )ですって。
(噂があったトヨタの援助ではなく)個人で買うことが出来たのは驚きだが、高価な買物のおかげで、出場したレースは伝説になり、プリンス自動車が純粋なレースカーを作ることとなった。そのレースがきっかけで当時の自動車のレースの光景を様変わりさせるのだから、そのお買物の価値の大きさはは式場壮吉氏の想像を超えたものだったかかもしれない。

話が逸れた。
いい加減、安易な「昔は良かった」ムードで思考停止にさせるのは、もうやめたほうが良いのでは。「昔のことを知るのは面白い」即「昔は良かった」ではないはずです。