ビアフェスタと公民館

 市内の開成山公園で開催中のビアフェスタのチケットをもらったので、昼間家族で出かける。
 大掛かりなビアガーデンというところ。ステージがあってドイツ人の民俗音楽演奏もあるが、合間合間にカルチャースクールの生徒さんたちによるハワイアンやベリーダンス披露もあり、のどかで微笑ましい。
 
 近所の公民館へ借りていた本を返しに出かける。前回は図書室に貸し出し者名簿のファイルが置いてあって勝手に氏名住所電話番号を記入し借りる仕組みだったのだが、担当者が変わったのか、事務室で管理するように変更されていた。

 以前の管理は、公的機関にしては個人情報の扱いがずさんだなあと軽く驚いた。しかし、よーく考えてみると、公民館の図書室の本を借りるある集団の名簿を手に入れたとしてどう悪用されるのか想像できない。なのでどーでもいいかという気もしていたのだ。
 個人情報保護法の拡大解釈の社会的弊害について最近取り沙汰されている。個人情報を守ることが目的化され、弊害に我慢ができなくなっているからだ。「悪用すること」「漏えいすることを」を防ぐはずが名簿そのものを作れなくなっているとは。
 昨日の会合で紛糾した理由も、「個人情報保護の観点からメルマガ配信をやめてもらう」と上部団体から過剰反応されてしまったことによる。私たちで会員用のメールマガジンを配信していたが、上部団体の人が転送をかけていたことで、メールアドレスを他の目的に利用されたことがわかり、その結果メルマガ配信をやめる方向で勝手に話を進められていたのだった。
 本末転倒だ。もちろん、今までどおりにしてもらったのだが。


 公民館の話しに戻るが、前回訪ねたときは、資料館の公開についてかなり面倒くさそうな態度だったが、今回話しをした職員は「どうぞどうぞ」という対応だったのでびっくりした。こんなに担当者で変わっていいのか?
 図書室を利用していると、どんな本がお好きですか?取り寄せますよと聞いてくれたので、一瞬自分でお金を出したくないけどちょっと読んでみたい『国家の品格』とか、安倍晋三が出した本とかをリクエストしそうになったが、ベストセラーくらいなるべく自分で買えよといつも図書館利用者には思っているので引っ込めた。