夏休み子ども映画を

 ディズニー映画、ピクサー製作の「カーズ」を見に行く。平日の午前中から子どもと映画を見に行くというのもなかなか贅沢だ。

 おもちゃやら、虫やら、小動物やらの擬人化に辟易していたのであまり期待していなかったのだが、車好きの私には意外と楽しめた。
 
 主人公は爆音で走るストックカーであるが、レースの観客も全部車。人間はこの世界にいないことになっている。主人公を取巻く車の種類が、それぞれの人格(じゃなくて車格)とイコールになっている。
 
 終盤の見所はスケール大きいNASCARのレースの迫力をを映画館のスクリーンで味わえるところ。家のテレビモニターでは少しもったいない。

 話自体はよくあるいけ好かない野郎だった主人公が友情にふれて成長する物語だが、1950年代から60年代のアメリカの車社会に対する過去への憧憬も描かれている。

 
 話そのものよりも、エンジン音を聴くだけで涙腺が緩む私。ハンカチを手放せませんでした・・って、違う映画のことを語っているみたいだ。