お名前は?と、つい聞きたくなる

 息子の友だちのお母さんから誘われて、夏休みのバス旅行を申し込むことにした。
昼休みにチラシのコピーを見ながら電話すると、「コース番号言って下さい」「参加人数は?」「男女構成を教えてください」と次から次に機械的に聞かれ、なんだかとても腹が立ってくる。こちらが応えたことに対して「はい」という返事が無く、とにかく矢継ぎ早で尋問を受けているみたいだ。丁寧に答えるのがあほらしくなり、だんだんと私もぶっきらぼうに答えている。この担当者、最後まで「ありがとうございます」を言わず。
 格安の団体ツアーだから、客として舐められているのか、それとも「立て板に水のように電話対応をして私って有能」と勘違いをしている人に当たってしまったのか。とにかく面白くなかったので、最後に担当者の名前を聞くと、「担当者の名前を言わなくても問い合わせ番号を言えば分かるようになっていますから」と、何故聞かれたのかは分かっていない様子。実は直前まで仕事でお得意先に低ーい姿勢で対応していたので、教えてもらった名前に「様」をつけて復唱してしまった私も情けなかったが。
 電話での対応ぐらい、(単価が安くても)一応客として扱って欲しいです。