信じる予言

 以前、占いが好きな友人に「○○さん(私を指して)は一生お金に困らない」ときっぱり言われたことがある。自分に都合の良い占いの結果は素直に信じることにしているので、今でも信じ続けている。しかも本当に当たってるじゃんというくらいの気持ちで。
 しかし、約10年経って振り返ってみれば、激安の原稿料をもらって仕事をしていた時さえ「はずれたじゃないか」とは、思わなかったということに気がついた。つまり、そのときの収入に合わせて、足りると思うお金の水準が自然と下がっていただけなのだ。

 私がお金に困らないというのは、決してお金持ちになるということではなく、友人は私にそう断言すれば(単純なので)「お金に困らないを信じる」状態になると思ったのかもしれない。
 
 消費者教育の活動で今年はお金に関して考える機会が多いのだが、私の今のお金感はそんなざっくりとしたものである。

 
 話は変わって、堀江被告が保釈された。ヘリコプターで追いかけてまで・・と思った方も多いだろう。大半の人は「その後」のホリエモンの顔を見ただけで満足だったのではないか。すっきりと痩せていた。読書三昧だったとも聞く。おっちょこちょいの私は一瞬羨ましいと思ってしまった。