M1と寒い夜

 クリスマスイブでは、息子は鳥もも肉をほとんど食べないし、ケーキは一口食べて甘っ!!と言っては残す。クリスマスケーキが楽しみでイブの日の朝から天井の模様を数えては夜が来るのを心苦しいほど時間を長く感じながら待った自分の子ども時代とは隔世の感があるよ。
 しかも周りの大人に比べて子どもが極端に少ないので、プレゼントの山々。サンタのプレゼントもかぶっちゃうし(あれ?と少しおどろいただけで感動なし)、どうすりゃいいのよ。

 年賀状の作成と、パソコン部屋の掃除をして一日終わる。

 夜はM-1グランプリを真剣に見る。めちゃくちゃ本気の緊張した演者の気持ちを味わいながらこちらも緊張してみるというのは「お笑い」としてどうなのか?とも思うのだが、一度あの刺激を味わってしまうと毎年見ずにはいられない。南海キャンディーズの失速は残念だった。

 同時刻、オリンピック候補が決まるという、フィギュアスケート全日本選手権が放送されていた。
 
 コンペティション、本気で臨んで勝ち負けが決まるという場に参加すること、参加できることの力と、意気込みの清々しさは、自己評価が定まらない自分にとってはまぶしくもある。