もう流行っていることになっています。
情報がどのように伝わり、どのように変容していくか、の見本が展開されています。
「今年の冬は鳥インフルエンザから人へ感染する新型インフルエンザに変わった場合、大流行する恐れがあると予想され国インフルエンザ薬タミフルの備蓄などの対応をしている」
というニュースは今週初めだったと思う。
TVのニュースショーでは連日、新型インフルエンザが大流行するかもという観測で報道がされている。
そのせいか、職場では会議や打ち合わせの席で「インフルエンザが今年は流行るようなので、皆さん気をつけてください」など申し渡されている。
鳥インフルエンザから人から人へ移る型に変わるまでにはまだ段階がある。ニュースを冷静に見ていると、中国で初の鳥インフルエンザに感染した人のの死者の例が報道された後でさえ、そのことは専門家がきちんと説明していたりする。
なのだが、職場では風邪が流行っているのもあいまって、
「なんだかもうインフルエンザがはやっているみたいですよ」
と、電話でしゃべっているひとがいる。