歴史のお勉強・・・

 7時起床・・・だったが、頭が痛い。昨夜寝る間際まで一人ウメッシュを飲んでいたのが悪かったのか。そういえば泊まっているホテルの建物のファミレスの入り口ででTV版の「電車男」に出ているなすびと名前が出てこない芸人さんとすれ違ったことを思い出した。飲み会でTV版の「電車男」はつまんないねと話していたのでなんかヘンな感じ。

 都内で何を見て帰ろうかと悩んだ末、「靖国神社」というところへ行って見ることになった。
 地下鉄東西線九段下一番出口から地上に出てたとたん、空に向ってそびえる大きな鳥居がいやでも目に入る。ちょっと威圧的でもある。
 参道に行くまでも広い敷地をしばらく歩く。
 ニュース映像を見る限りでは、首相や大臣が参拝をする本殿が森に囲まれたうっそうとした場所にあるのかと思いきや、日光が燦燦と差し込むほど広々としているのが意外だった。

 衆議院解散まで、「靖国問題」として注目されていただけに、ちょっとした観光スポットにもなっていて、カジュアルな格好の若い人たちも「この目で見たさ」に訪れている。
 また、終戦60周年の年だけに、9月から10月までにも多くの戦友会や遺族会が慰霊祭を予定していた。中にはこの神社で結婚式を執り行う「両家」もある。なぜ、靖国神社でと、式に参加しなかった事情を知らない知り合いなどに説明するのは少し骨が折れそうだなあと思った。

 大村益次郎の大きな銅像と言い、靖国神社にある「遊就館」という軍事博物館の有り方と言い、薩長から見た歴史という感じだ。
 「新選組」などの戊辰戦争負け組みのことを日本人が好意的に捉えるようになったのは、戦後、敗戦による負け側の気持ちが共感されたという時代背景があったからだと気づかされる。

 私達が教科書で見た敗戦をを表す有名な写真もなく、(犠牲になった軍人を慰める施設という前提をおいても)、歴史の見方は立場が変わればこのように変わるのだと分かる。そう意味では、歴史感、歴史教育について考える格好の資料になっている。
 それにしても、ミュージアムショップは軍事ファンが喜ぶ品揃え(戦艦のプラモや海軍カレーなど)、特攻服大好きな人たちが主な買い手かと思わされる旭日旗のワッペンなどが置いてあり、結局「サルでも描ける漫画教室」の戦争漫画ではないのか?と思い起こしてしまう、のですが。