アンチバリアフリーの店

 夕方、友人と食事。

 店の入り口から腰をかがめて階段を登り、通路を歩き、梁に頭をぶつけないよう気をつけながら席に着く。

 壁に向う2人用席やらグループ用小部屋が立体になって展開されている空間。一つ一つの席が独立しているように見える工夫があった。
 でこぼこなので、店内の移動は大変。上司を連れての社内の宴会には文句を言われそうなので不向き。でも、プライベートなら仲間内で話に夢中になれる作り。


 店名もそのまま「隠れや」なのだが。

 週末のせいもあって、流行っている。

 ダイエーがこの地を去って、寂しくなった通りにふたたび人が集まる起爆剤になるか?

 
 飲むとレースの話をつい、熱く語ってしまう。

 どんな世界でも突き詰めるとどんどん細分化されていって、共有できる言葉を見つけるのが難しくなる。 

 それができる人、日常的に行っている人はプロの表現者なんだと思う。
 

 「タイガー&ドラゴン
 長瀬智也の乱暴な立ち振る舞いを見ると気分が良くなる。私は心根が乱暴なのだ。