大宅壮一文庫

 夕方から自由が丘で予定があるので早めに上京。大宅壮一文庫に向う。入館料500円で雑誌の検索閲覧が10冊まで可能。探すのはモータースポーツ関連の記事。日本のメジャー400雑誌から抽出された記事の見出しを目で追う。モータースポーツと言ってもこの図書館の分類では大分類「交通」中分類「自動車」の項目でスポーツの項目ではない。『オートスポーツ』や『モーターファン』はメジャー400誌には入っておらず、索引に載っている記事は週刊新潮や文春、平凡パンチやプレイボーイやスコラなどに取り上げられたものが多い。ざっと1960年代から90年代前半の記事を見ていくと、60年代は日本グランプリレースでのメーカー同士の熾烈な戦いやレーサと言う新しい職業が話題に。70年代は富士スピードウェイでの事故にまつわる記事。80年代後半からはF1の話題が急に多くなり、「君もF1レーサになれる」という記事から、女性レーサーを取り上げたもの、レーシングカーが動く広告媒体として注目されているというバブル時代そのものの記事が多く、この時期レース関連記事が急に増えているのがわかる。が、レース専門雑誌は昔の物はないとのことで、あまり収穫はなかった。先日の砂子塾に取材に来ていた記者の方に昔のモータースポーツ雑誌をどこで読めるかきいたところ、某ジャーナリストが保管している以外はきちんととってあるものがないよいうことだったが本当なんですね。
 この大宅壮一文庫、10冊を越えるとまた追加で300円を支払うなどコストは少しかかるが、初めて利用するということで親切にいろいろ教えてくれた。プロの方と思うがコピー代6000円支払っている(領収書下さいといっていた)人がいて、書くために調べることの大変さを垣間見た。
 夜9時から砂子塾の忘年会。私にとってはこちらが本気で参加したい忘年会。実際は6時過ぎからウォームアップ走行と言うことで0次会に参加。おいしいイタリアンをたっくさんお腹に詰めてから、9時からまたビールで再スタート。深夜まで飲む。
 充実した一日じゃった。