二子玉川〜川崎

 友人のお見舞いに川崎へ。渋谷で一緒に行く友人達と合流。二子玉川高島屋多摩川を眺めながら昼食。ついでにブランドショップなどを眺めて、つい買いそうになるが、このところ月々のカードの支払い(歯の治療代など)が多いことを思い出し、なんとかやめる。
 夕方病院へ。ちゃんと本人とお話しが出来たことに安堵する。起き上がることができるようになったようで、体力も回復するだろう。
 日ごろ健康だっただけに、あまりにも急な自分の身の置かれ方に戸惑っていると思う。自分のことしか引き合いに出せないのだが、私の出産予定日の二ヶ月前に入院することになった時の気持ちと重なる。その時は「日常は薄氷の上を歩いているようなものだったんだ。たまたま今まで運が良かったんだ」と痛烈に感じた。でも、そんな思いはもう忘れていたのだけれども。
 学生時代以来久しぶりに小田急線に乗って帰路に着く。新幹線に乗る前にキヨスクでカンチューハイと文芸春秋を買おうとしたが、おばさんにハア?と聞かれてしまう。あまりにも組合せがオヤジ臭かったのか。
 文芸春秋日垣隆細木数子論はとても面白かった。通り一遍の人物論ではなくちゃんと本人と対峙しているのが見所。「アンタ地獄に落ちるわよ」とは言われなかったようで、よかったです。