ユニバーサルデザインフェア

 午前中久しぶりの歯医者。神経が無いところと分かっていても削られる時にはものすごく緊張してしまう。治療中に気を紛らわそうと昨日の報道ステーションゲスト黒鉄ヒロシの野球界解説の話しを思い出す。セリーグパリーグをセ家とパ家という家庭に例え、セ家のお嫁さん(巨人)が明るいからセ家が明るくて、そのお嫁さんがいないパ家にお嫁さんを渡すといっているから非人間的だとおっしゃるが、例えがヘンではないか?巨人はセ家の長男(長女)でしょ。野球ファンて、家と家同志の争いだと思っているのかも疑問であった。
 午後からはビッグパレットにおいて福島県主催の「ユニバーサルデザインエグゼクティブセミナー」を聞きに行く。エグゼクティブって私は関係ないがなと思っていたが、県で動員をかけたらしく、私のところにも参加の要請が・・・。内容的にはここ数年の「ユニバーサルデザインフェア」において併催された講演の中では一番面白かったかもしれない。今まではユニバーサルデザインという考え方がまだ浸透していない中での理念普及型の講演であったのに対し、今回は実践としての課題がテーマであったから。
あらため思ったのは、各企業が取組み始めたのも、高齢化社会というマスマーケットが急速に成長しているという背景があるからだということ。それから、講演者の博報堂の井上滋樹氏は「すべての人にいいもの」などありえないという限界を表明していたのが面白いと思った。ユニバーサルデザイン・・・各企業の取組みで優先されるポイントがお金を持っている消費者層に偏るという危険もはらんでいるのではとの心配も少しあるが、やらないよりはマシ。どんどん努力すべし。まずどんなユーザーがいるかの想像力を広げなくては。
 セミナー終了後、会場を見て回る。毎回思うのだが、相変わらず統一性が無い。ユニバーサルデザインにどう取組んでいるのかまったく分からないただの展示即売会になっているブースもあれば、パネル展示で取り組みを説明している企業もあり、差がありすぎる。年々取組み方に成長が見られる企業もあるのだが。
 私がかつて参加していたNPOはなぜか反ポルノを掲げた新聞記事のコピーを展示。私にユニバーサルデザインへの熱意が足りないとおっしゃった人がいる団体である。唯我独尊か。