また、いつもの日+細木数子

 日常生活に戻る。虚脱感を感じながらの仕事。世の中はまだ夏休みの所も多く、かかってくる電話も少ない。
 旅行に行った後はいつも寂しさを感じ、日常生活の退屈さを恐れ、また、すぐに旅行に行きたくなってしまう。
 今は、9月にレースを見に行くことがとりあえずの心の支え。

 夜は細木数子の番組*1を3時間ぶっ通しで見てしまった。今時、男性だったら反発が怖くて絶対言えないようなゴリゴリの前時代的な発言が多くて目が離せない。「結婚をしても仕事を続けたい」と、細木和子に怒られそうで)はっきり言えずに「・・やっぱり辞めた方が良いのですか?」という女子アナに「だんなさんに仕事続けていい?とお願いしなさい」とか、子どもがいる女性タレントに「母親なんだから、仕事を減らしたほうがいい」と言ったりと、今の社会の流れに真っ向から逆らうことを平気で言う。彼女に沢山のお金を出す顧客はこのような言葉が嬉しいのだろうか?よほど保守的なお得意先に支えられてきたのだろうか?とも思わせる。
 まあ、あきれるような数々の発言はあるのだが、多様性が受け入れられつつある現在で、彼女の「女好きじゃないと男性じゃない」等の断定的な発言はある意味心地よいのかもしれない。また、「本音で言っていい?」とかの何か言う前の前ふりや、タメが上手い。みのもんたを思いださせる話術の持ち主でもある。
 それから、今話題の女性に嫌われていると言われているさとう玉緒には冒頭で「気持ち悪い」と言うなど、視聴者の気持ちを代弁している所も多々あるのも人気の理由か。あと、お笑い芸人には優しい。ちゃんと彼らのやることに笑っているので、意外と親しみも持てるのではないか?
 細木数子の言っていることはたまにオカルトが入るが、けっこう昔から言われている日常的なこと(先祖を大切にとか、家の中をきちんと片付けろとか)でもある。そこが普通の視聴者をわれに返らせるポイントで、ついくせになって見てしまうのではないかと思う。

*1:フジTV「細木数子の人生ダメ出し劇場2」、TBS「ズバリ言うわよ!