おざいこ・・お在庫?

 仕事の忙しさのピークも今日で過ぎて気分転換と閉店間際の半額になった惣菜を買いに帰り道に地元の老舗デパートに寄る(老舗デパートであるが産業再生機構お預かりの身なんである)。
 
 前から欲しかったバッグを身に某ブランドのショップに。

 巷のディスカウントストアとは違い新作が並び、私の欲しかったオーソドックスな物がないので、店員さんにカタログを見せてもらいながら取り寄せにどのくらいかかるかを尋ねる。

 「オザイコがあれば、1週間ぐらいで、オザイコがなければ一ヶ月くらいかかるものもございます」

 オザイコ?

 はあ?

 お在庫のことか。初めて聞いた。


 在庫はショップ側の所有物。なのに「お」を付けるとは・・・。なんかムリに上品さを装ってかえって俗っぽくなっている。

 オザイコはこの店員さんだけ使うのだろうか、このショップ全員が使っているのか?社内の問い合わせに「シグネイチャーのオザイコ有りますか?」なんて。
それとも他のブランドショップでも使っているのか、デパート全体が侵食されているのか。
要観察である。


 「お」問題について考える。

 「お値段」、「お高い」、「お安い」 など、客の所有物になっている前でも俗なものに「お」をつけて高級感を出そうと言う言葉は定着している。すると在庫も俗な響きがあると感じる人がいるのだろうか?


 スズタクの火曜日のエンジン。今日は
 「オレ レースにこだわってるから」

 だった。