「社長を出せ!」には社長をだせ!

 カメラメーカーの消費者苦情担当者が書いた『社長をだせ!実録クレームとの死闘』(川田茂男著 宝島社)を原作にしたドラマを見る。
 主人公を女性(鈴木京香)に変更。冒頭の苦情のエピソードは原作から使ってるが、途中からは苦情に来た客との恋愛サスペンスドラマになってしまい、クレーム対応の実録とは大いにずれてしまった。
 苦情処理という部署を日陰の職場のように描き、鈴木京香にハードボイルドなタッチを与えたかったのだろうなあきっと。10年前ならいざしらず、消費者対応窓口は大企業だったらあんなに会社の片隅に追いやられては無いと思う。

 でも、鈴木京香のあらゆる表情を楽しめたのでまあいいか。