夏休みの宿題

 日曜日の朝は息子と一緒にアニメ「怪傑ゾロリ」を見ていると幸せな気分になる。アニメに出てくる双子の猪「イシシ」「ノシシ」が結構かわいい。先々週読んでいた『文学者はつくられる』(山本芳明著 ひつじ書房)は論文集らしく、大正時代の漢字表記にルビがなくて読むのに苦労した。よく出てくる「乃至」(ないし)という漢字なんてどうしても「ノシ」と読んでしまい、すると「怪傑ゾロリ」のエンディングテーマの「イシシ、ノシシ・・・」という歌詞が頭に広がり何にも考えられなくなる。気を取り直してしばらく読むとまた、「乃至」という字にぶつかり・・・。キリがないので漢和辞典で調べました。
 朝食後、庭の草むしり。ガーデニングなんて言う優雅な状態ではなく、すさまじい勢いで伸びる雑草との戦いである。
 息子に夏休みの宿題の絵日記を書かせる。雑なやる気の無い書き方に長々と怒ってしまう。すると息子が自分の体をつねりだしたので、やばいなと気づく。最近息子に対してきつく怒ることが多くなってきた。自分で分かっているのだが、これは自分への自信の無さの裏返しなのである。自分の子ども時代にやってこなかったことを求めてしまっていた。反省。